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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第13章 伝え切れなかった気持ち
「ソナも眼を瞑ってごらん」
 言われるままに眼を閉じた。更にハンの声は続く。
「良いか、瞼に思い描くんだ。私たちは今、王と王妃の盛装をしてここに立った。眼前には百官たちも威儀を正して居並んでいる。そこで私はそなたに告げる。シン・ソナを生涯の我が伴侶とし、正妃とすると」
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