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傾国の寵愛~初恋は熱く淫らにひそやかに~
第13章 伝え切れなかった気持ち
 大妃との関係はさしたる進展もないが、特に険悪というわけでもない。大妃は元々、ハンの側室たちとあまり関わり合いになるのは避けていたし、ソナへの待遇も古参の三人の側室たちと平等だ。
 薬湯とはいえ、果実の芳醇な味がして美味しいので、ソナは朝と午後、お茶の時間にこれを服用していた。
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