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第3章 貴方に出逢えて。3

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「だーかーら！

別れよ？」

俺は目の前で喋る女の話が掴めなかった。

ちょっと待て。

今なんつった？

この間まで俺と結婚したいとか言ってたよな？

暫く無言の俺を見て彼女は満足気に頷くと何度キスしたか覚えてないほど綺麗な唇を開いた。

「翔と付き合って本当に楽しかったわ。

夜もとても良かったしね。

けどあたし本当に好きな人が出来たから。

だから翔とはもう終わりにしたいの」

そのあと俺は確か、わかったとか幸せなれよとか言って彼女ーー

いや、元カノを見送ったと思う。