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Rin's Another Story
第4章 貴方に出逢えて。4
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その存在に俺は随分前から気がついていた。
食いつくような視線で誰よりも授業を熱心に受けている少女ーー
神津凛のことを。
ある日を境に毎回のように質問に来るようになったおねーちゃんはいつも鋭い質問をし、その答えに納得するまで食いついた。
わからないものがわかった時はいつも瞳が輝いていて本当に嬉しそうだった。
その笑顔を見るたびに俺は自然に笑顔になっていた。
それをニヤニヤしながら見ていたほっしーのことはずっと前から気づいていたが、そのことに触れるとなんだかすごい墓穴を掘りそうで何も言わなかった。