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魔物の潜む森CSP
第1章 プロローグ
「ビール!」
女戦士が、近くを通った下働きの少女に怒鳴りつけるように言った。
少女はびくりとその場で硬直し、運んでいた料理の皿を目的のテーブルに届けることさえ忘れ、カウンターに戻ると泣きそうな声で注文を通した。

勇者が魔人王を倒し、王国軍が魔物の駆逐から軍を引き上げたのは5年前。それでも辺境の森にはまだ僅かながら魔物が潜んでいる。この中途半端な状況下だからこそ行商人たちが行脚し、魔物を狩る戦士たちで街道の酒場は混雑していた。
この酒場も例外なく、立ち飲みしてい者がいるほど客が溢れている。

そんな混雑した酒場のなかで、ぽっかりと空席がある。六人がけのテーブルにもかかわらず、ひとりの女が座っているだけなのだ。
彼女の名はエレナ。
かつて魔人王以上と恐れられた、魔竜シューティングルグルを屠った英雄騎士バーンのパーティーに加わったとされる女戦士だ。バーンと数名の戦士がその戦いで戦死してしまったが彼女は生還している。
英雄騎士の死を持ってパーティーは解散したが、その後の彼女は辺境の魔物狩りを生業としていた。
若干29歳のエレナだが、男の庇護欲をそそる美貌ではない。引き締まった筋肉には無数のキズがある。グローブとブーツは硬質なプレートで保護しているものの、露出度の多いビキニで身を覆う。
機敏性を追求したハイレグカットは若い女戦士が好んで愛用するのだが、彼女の場合は年齢的にも自粛する装備である。それでも腰布を使わず、臆することなくTバックを晒すのはダメージを負う事を想定していないからである。

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