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魔物の潜む森CSP
第1章 プロローグ
寝る間も装具のままである彼女からから発せられる殺気。それを感じるからこそ他の戦士たちまで、立ち飲みを選んでしまうのだ。
エレナは残っていたビールを飲み干すと、催促するように、カウンターの少女を睨んだ。すぐに新しいビールが運ばれてくる。運んできたのは酒場のオヤジだった。
---***---
「……財宝?」
ビールを嗜む彼女にマスターが財宝の話をしたのだ。南の森に魔物が財宝を隠しているという。そして誰一人として帰って来ないとまでつけくわえた。先日も10人で構成された傭兵隊が南の森に向かったが戻っていないという。
「へぇ……」
ダンッとジョッキをテーブルに置く。
「じゃあ、アタシが取ってきてやるよ。その財宝」
彼女はそう言うとテーブルに銀貨を一枚置いて席を立ち上がった。そのまま出口に向かってしまう。
「待てエレナ!お前一人では……」
「じゃあな♪」
マスターの止めるのも聞かずに彼女は店を出て行ってしまった。
エレナは残っていたビールを飲み干すと、催促するように、カウンターの少女を睨んだ。すぐに新しいビールが運ばれてくる。運んできたのは酒場のオヤジだった。
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「……財宝?」
ビールを嗜む彼女にマスターが財宝の話をしたのだ。南の森に魔物が財宝を隠しているという。そして誰一人として帰って来ないとまでつけくわえた。先日も10人で構成された傭兵隊が南の森に向かったが戻っていないという。
「へぇ……」
ダンッとジョッキをテーブルに置く。
「じゃあ、アタシが取ってきてやるよ。その財宝」
彼女はそう言うとテーブルに銀貨を一枚置いて席を立ち上がった。そのまま出口に向かってしまう。
「待てエレナ!お前一人では……」
「じゃあな♪」
マスターの止めるのも聞かずに彼女は店を出て行ってしまった。