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白い背中と君の藍
第6章 アメジスト◇束縛の印
カラン……。

お互いお茶を飲み干すと、合図のように顔を寄せ合う――――。

お互いお茶で湿って滑る唇の感触を楽しみながら房を食む。

氷で冷えた唇も瞬く間に熱くなる。

「はぁ……ぁ……」

開いた口の隙間に吸い込まれるように舌を挿して、ピチャピチャと唾液を弾いた。

ノースリーブのブラウスのボタンに鳥羽さんの指が掛かり、一つ一つ外し始める。

最近は意識して、脱がされやすい服を着るようになった。

いつも頭の中は鳥羽さんのことばかりだ。

プチ……最後のボタンが外れてブラウスを脱がされて、キャミソール姿になると

「メグ……脱ごっか」

鳥羽さんは自分のTシャツの裾に手を掛けてお腹が見えるくらいまで捲り上げた。

「うん……待ってて」

彼が素早く脱いだTシャツを放り投げて、ジーンズのチャックを下ろす。

少し元気になっている鳥羽さんの分身が隙間から頭を覗かせている。

鳥羽さん、ノーパンなんだよね……。

横向きに立って脱いでいる姿に思わず目が奪われる。

少し細身の背中には、浮き出した肩甲骨が小さな羽に見えた。

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