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白い背中と君の藍
第6章 アメジスト◇束縛の印
目を見開いて固まっていると

「まぁいいや……今度、絶対飲み会するからな」

「は、はい……お疲れ様でした」

何か言いたそうに先輩は、残り数分の上がり時間まで商品棚の在庫チェックをしに行った。

強制飲み会を宣告されてたけど、取り敢えず窮地はしのげてホッとする。

本当に先輩は鋭いな〜。
今度の飲み会は本当に逃げられないかも……。

驚いた余韻で早まった脈を感じながら、バックヤードに入って行く先輩を見届けた。

鳥羽さんがコンビニに来てから、智充先輩の態度が少しおかしい気がする。

先輩、案外心配性なのかな?

格好良くて余裕がありそうな先輩には不似合いな感じが面白くて、口元に笑みを浮かべてしまう。

「私は後一時間か……」

今日は鳥羽さんは用事があるって言ってたな……。

お互いの用事がない時は、時間が許す限り会っているけど、鳥羽さんは週に一、二回は何かしら予定が入っていた。

仕事じゃないみたいだし、専念して絵を描いている訳でもなさそうだし……。

ドックン!

胸の奥で、重みのある鼓動が響く。

嫌な予感がする度に、目の前に紅い光がチラついてきた。

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