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白い背中と君の藍
第6章 アメジスト◇束縛の印
立ったままだと力が入れにくくて、椅子に座って脚を開く。

お風呂場は家族が居る部屋からは離れているけど、念のため水圧をまた強くして、大きく飛沫立てるようにした。

「はぁ……あぁぁ……鳥羽さん……鳥羽……あぁぁん……」

果肉を潰すみたいに力を入れて花芯の根元まで押し回すと、広げた膝がピクピクと数回笑った。

果肉の下に咲くピンクの花弁を指の腹でなぞると蜜が絡まってヌルッと滑る。

「あぁぁ……挿れてぇ……」

鳥羽さんの硬くて熱い肉茎がジーンズからはみ出して、私の蜜筒をグチャグチャに掻き回す――――

のを妄想しながら花園の真ん中に指を挿した。

ヌチャ……クチュ……

「んん……」

奥まで指先は届かないから、手前のザラつきがある丘を撫でるように押し続ける。

尿意に似た感覚が襲ってくるけど、そのもどかしさもしばらくすると快感に変わってきた。

「はぁ……はぁぁ……鳥羽さぁ……っ!」

喘ぐ口の中に、勢い良くシャワーのお湯が降り注ぐ。

絶頂感には足りないけど、ほのかに感じるオーガズムが鳥羽さんの面影を思い浮かばせて不安を少し消し去っていった。

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