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白い背中と君の藍
第6章 アメジスト◇束縛の印
鳥羽さんのアパートに到着して自転車を停めたけど、この間みたいに飛び出して来てくれない。
もうそれだけで、一抹の不安が過ってしまう。
「はぁ……いけない。贅沢になってるよね」
会うたびに鳥羽さんへの気持ちが大きくなるにつれて、彼のリアクションも期待している自分がいた。
唇を結んで、ドアを軽くノックする。
コンコン……。
鳥羽さんしか住んでいないからか、インターホンが付いていない。
寝ていたらノックだと気付かないんじゃないかな?
また、鳥羽アパートの謎が増えていく。
再び、ノックして名前を呼んでみる。
「鳥羽さ〜ん!」
――――居ないのかな?
約束を破られたことは今まで一度もないのに……。
殆ど消えている痣の部分に服の上から手を当てて、不安で早くなる心音を落ち着かせようとすると
――――ガチャ。
ドアがようやく開かれた。
もうそれだけで、一抹の不安が過ってしまう。
「はぁ……いけない。贅沢になってるよね」
会うたびに鳥羽さんへの気持ちが大きくなるにつれて、彼のリアクションも期待している自分がいた。
唇を結んで、ドアを軽くノックする。
コンコン……。
鳥羽さんしか住んでいないからか、インターホンが付いていない。
寝ていたらノックだと気付かないんじゃないかな?
また、鳥羽アパートの謎が増えていく。
再び、ノックして名前を呼んでみる。
「鳥羽さ〜ん!」
――――居ないのかな?
約束を破られたことは今まで一度もないのに……。
殆ど消えている痣の部分に服の上から手を当てて、不安で早くなる心音を落ち着かせようとすると
――――ガチャ。
ドアがようやく開かれた。