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白い背中と君の藍
第6章 アメジスト◇束縛の印
孝秀のお母さん?
いや……年齢がもっと若そうだし、服装が妙に色っぽい。
大きな胸、括れた腰……
女性なら憧れるグラマラスなスタイルが強調されている。
背中まであるウェーブの掛かった髪は、ゴージャス感を感じた。
唯一確信が出来るのは――――
この女性は昔から孝秀と知り合いだと言うことだ。
「こんばんは……お邪魔してます」
孝秀とどういう関係かは今は確認出来ないけど、多分この女性からしたら私が部外者だろうと思って、頭を下げて無難に挨拶をする。
何を言われるか緊張で顔が強張っていると、女性の真っ赤な肉厚の唇の口角が極端に上がった。
「もう帰るのかしら?」
ただの確認の一言が、私の肺腑を深くえぐっていく。
これ以上、この人と話したくなかった。
「はい……鳥羽さん。帰ります」
敢えて孝秀にも敬語を使って、女性の視線を避けるように出て行こうとすると孝秀に呼び止められる。
「メグ待って! 眞貴子さん、俺この子そこのコンビニまで送って来るから」
『マキコ』――――。
女の名前だ!!
いや……年齢がもっと若そうだし、服装が妙に色っぽい。
大きな胸、括れた腰……
女性なら憧れるグラマラスなスタイルが強調されている。
背中まであるウェーブの掛かった髪は、ゴージャス感を感じた。
唯一確信が出来るのは――――
この女性は昔から孝秀と知り合いだと言うことだ。
「こんばんは……お邪魔してます」
孝秀とどういう関係かは今は確認出来ないけど、多分この女性からしたら私が部外者だろうと思って、頭を下げて無難に挨拶をする。
何を言われるか緊張で顔が強張っていると、女性の真っ赤な肉厚の唇の口角が極端に上がった。
「もう帰るのかしら?」
ただの確認の一言が、私の肺腑を深くえぐっていく。
これ以上、この人と話したくなかった。
「はい……鳥羽さん。帰ります」
敢えて孝秀にも敬語を使って、女性の視線を避けるように出て行こうとすると孝秀に呼び止められる。
「メグ待って! 眞貴子さん、俺この子そこのコンビニまで送って来るから」
『マキコ』――――。
女の名前だ!!