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白い背中と君の藍
第7章 ブラック◆消えて…
でも一応勝手に入ってしまったことは謝ろう。
「すみません……孝秀さん探していて」
「孝秀さん……ねぇ」
何故か孝秀の名前を強調するのが、気に触るけど、私は黙ってマキコさんの言葉を待ち受けた。
マキコさんは腕を組んだまま、ベッドに近寄り腰を掛け、私を見上げて意味深に微笑む。
「良いわよ、気になるわよね〜ここ開かずの間みたいで。他の子たちも同じだから良くあることよ」
え……何?
「他の子たち?」
この部屋に入ったのが私は他にも何人かいるってこと?
マキコさんは獲物を捕まえた女豹のように、ますます楽しそうに微笑んでくる。
「孝秀……何考えてるか分からないでしょ〜。若い癖に影もあるし、それでいてほっとけないオーラ出しちゃうのよね。だからちょっと世話好きな女だったり、世間知らずなお嬢ちゃんとか簡単に引っかかって来るのよね」
確かに孝秀の雰囲気はそうだけど、後半は明らかに私への嫌味に聞こえる。
「……それって……私もですよね」
負けじと言い返してみると
「ふふふ〜。そうね、その他大勢の中の一人と同じじゃな〜い」
マキコは勝ち誇ったように満面の笑みで私を見下した。
「すみません……孝秀さん探していて」
「孝秀さん……ねぇ」
何故か孝秀の名前を強調するのが、気に触るけど、私は黙ってマキコさんの言葉を待ち受けた。
マキコさんは腕を組んだまま、ベッドに近寄り腰を掛け、私を見上げて意味深に微笑む。
「良いわよ、気になるわよね〜ここ開かずの間みたいで。他の子たちも同じだから良くあることよ」
え……何?
「他の子たち?」
この部屋に入ったのが私は他にも何人かいるってこと?
マキコさんは獲物を捕まえた女豹のように、ますます楽しそうに微笑んでくる。
「孝秀……何考えてるか分からないでしょ〜。若い癖に影もあるし、それでいてほっとけないオーラ出しちゃうのよね。だからちょっと世話好きな女だったり、世間知らずなお嬢ちゃんとか簡単に引っかかって来るのよね」
確かに孝秀の雰囲気はそうだけど、後半は明らかに私への嫌味に聞こえる。
「……それって……私もですよね」
負けじと言い返してみると
「ふふふ〜。そうね、その他大勢の中の一人と同じじゃな〜い」
マキコは勝ち誇ったように満面の笑みで私を見下した。