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白い背中と君の藍
第9章 サンドベージュ◇繊細な心
ゾクゾクと背中に虫が這っていくような寒気がする。

眉間にシワが寄るくらい、ギュッと目を閉じて赤い唇を掻き消した。

「孝秀……このまま横になってて。私がするから」

「メグ?」

「初めてだから上手く出来ないかもしれないけど……」

抱き締められていた腕を解いて身体を起こす。

これから私がしようとしていることに、孝秀は不思議な顔をする。

手を孝秀の腰に添えて、ジーンズのボタンを先ず外した。

チャックをゆっくり下ろして行くと、今日もノーパンだった。

「メグ……」

孝秀は何か察したみたいに起き上がろうとしたけど、手をお腹に当てて動きを止める。

「そのまま楽にしてていいよ。私も孝秀を気持ち良くしたいの」

「でも、メグそれは……」

「欲しいの……私が孝秀のを……」

チャックを開いた間から、孝秀同様大人しくなっている肉塊をそっと抜き出す。

いつもはあんなに大きく猛っているのに、静かな状態は手のひらに柔らかく乗っている。

なんか可愛く感じて指先で撫でると

「あっ!」

孝秀の腰が軽く浮いた。

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