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白い背中と君の藍
第9章 サンドベージュ◇繊細な心
「ふぅん……んっ……」
舌が絡まり、孝秀の唾液で種の苦味も薄まってくる。
口元が密着すると、孝秀の無精髭がチクチクしてちょっと痛い。
でも元気になった孝秀の姿が、何より嬉しかった。
彼の手が私の胸を覆って、車のハンドルみたいにゆっくりと回し出す。
「ん……あっ……」
このまま二発目に行くのかと思ったら――――
ギュルルルル〜。
孝秀のお腹の虫が大きく鳴いた。
「あ……」
「ぷっ!」
ムードなんかすっかりなくなって、お互い顔を見合わせて苦笑いする。
「孝秀、先ず食べよう! 何か作るよ!」
簡単な物ぐらいなら作れるから、キッチンに行こうとすると
「でもメグ……材料が何もないよ」
「え……お米も卵も?」
「うん、いつもコンビニかスーパーで買うから」
「そうなんだ」
腕の見せ所以前の問題だった。
舌が絡まり、孝秀の唾液で種の苦味も薄まってくる。
口元が密着すると、孝秀の無精髭がチクチクしてちょっと痛い。
でも元気になった孝秀の姿が、何より嬉しかった。
彼の手が私の胸を覆って、車のハンドルみたいにゆっくりと回し出す。
「ん……あっ……」
このまま二発目に行くのかと思ったら――――
ギュルルルル〜。
孝秀のお腹の虫が大きく鳴いた。
「あ……」
「ぷっ!」
ムードなんかすっかりなくなって、お互い顔を見合わせて苦笑いする。
「孝秀、先ず食べよう! 何か作るよ!」
簡単な物ぐらいなら作れるから、キッチンに行こうとすると
「でもメグ……材料が何もないよ」
「え……お米も卵も?」
「うん、いつもコンビニかスーパーで買うから」
「そうなんだ」
腕の見せ所以前の問題だった。