この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
白い背中と君の藍
第10章 エメラルドグリーン◇希望の光
◇ ◇ ◇
いつもは自転車を停めるスペースに、車を停車させた。
孝秀には会う日にちを約束した時点で、近場にドライブに行こうと言ってある。
車のエンジン音に気付いたのか、アパートのドアに近寄る前に部屋から出てきた。
「メグ、おはよう」
「おはよう、孝秀!
孝秀はこないだとは打って変わって明るい顔をしている。
今日は無精髭も綺麗に剃っているし、Tシャツもいつもよりはオシャレなデザインな気がした。
ジーンズなのは変わらないけど、遠出する時もノーパンかちょっと気になったけど……。
「レンタカー借りてきたよ! Sクラスにしたけど乗り心地は結構良いよ」
「俺、車に乗るの久しぶりだな」
孝秀が少し緊張気味なのは、久々に遠出をするからだろうか?
「車酔いとか大丈夫?」
「うん、それは平気……それにしてもメグ」
「ん?」
「随分と派手な色だね……鮮やかなエメラルドグリーンで綺麗だけど」
「最近の車って楽しい色いっぱいるんだよ〜! これくらい普通だって! さぁ乗って、乗って!」
「うん、楽しみだよ」
車の話で楽しく盛り上がりながら、私たちは座席に乗り込んだ。
いつもは自転車を停めるスペースに、車を停車させた。
孝秀には会う日にちを約束した時点で、近場にドライブに行こうと言ってある。
車のエンジン音に気付いたのか、アパートのドアに近寄る前に部屋から出てきた。
「メグ、おはよう」
「おはよう、孝秀!
孝秀はこないだとは打って変わって明るい顔をしている。
今日は無精髭も綺麗に剃っているし、Tシャツもいつもよりはオシャレなデザインな気がした。
ジーンズなのは変わらないけど、遠出する時もノーパンかちょっと気になったけど……。
「レンタカー借りてきたよ! Sクラスにしたけど乗り心地は結構良いよ」
「俺、車に乗るの久しぶりだな」
孝秀が少し緊張気味なのは、久々に遠出をするからだろうか?
「車酔いとか大丈夫?」
「うん、それは平気……それにしてもメグ」
「ん?」
「随分と派手な色だね……鮮やかなエメラルドグリーンで綺麗だけど」
「最近の車って楽しい色いっぱいるんだよ〜! これくらい普通だって! さぁ乗って、乗って!」
「うん、楽しみだよ」
車の話で楽しく盛り上がりながら、私たちは座席に乗り込んだ。