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白い背中と君の藍
第10章 エメラルドグリーン◇希望の光
「はい……」
手紙、読んでくれてたんだ。
でしゃばったことをしたかもしれないと少し不安もあったけど、こうやって無事に孝秀と親御さんとの再会が叶えられて安堵した。
「お母さんメグのこと知ってたの?」
私とお母さんのやり取りに、孝秀は不思議そうに聞いてくる。
「ふふふ……ゆっくりと話すわ。二人とも家に入ってお茶でも飲みましょう」
お母さんは優しく微笑んで、私たちを家に招き入れてくれた。
私たちは一瞬目を合わせてから、お母さんの後ろについて行く。
目の前を歩く背中は私よりも小さくて、この背中に一体どれだけの苦労を背負ったんだろうと考えてしまう。
だけど孝秀の前では弱音も見せず、一人の息子を心配する優しい母親の顔だった。
凄いな母親って……。
自分や智充先輩のお母さんも頭に浮かぶ。
皆んな優しくて温かい。
私もいつか、『お母さん』って呼ばれる日が来るといいな……。
手紙、読んでくれてたんだ。
でしゃばったことをしたかもしれないと少し不安もあったけど、こうやって無事に孝秀と親御さんとの再会が叶えられて安堵した。
「お母さんメグのこと知ってたの?」
私とお母さんのやり取りに、孝秀は不思議そうに聞いてくる。
「ふふふ……ゆっくりと話すわ。二人とも家に入ってお茶でも飲みましょう」
お母さんは優しく微笑んで、私たちを家に招き入れてくれた。
私たちは一瞬目を合わせてから、お母さんの後ろについて行く。
目の前を歩く背中は私よりも小さくて、この背中に一体どれだけの苦労を背負ったんだろうと考えてしまう。
だけど孝秀の前では弱音も見せず、一人の息子を心配する優しい母親の顔だった。
凄いな母親って……。
自分や智充先輩のお母さんも頭に浮かぶ。
皆んな優しくて温かい。
私もいつか、『お母さん』って呼ばれる日が来るといいな……。