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白い背中と君の藍
第10章 エメラルドグリーン◇希望の光

「わぁ〜! 凄い!! 美味しそうですね〜!」
「ふふふ、ちょっと作りすぎちゃったから、良かったら少し持って帰って貰えるかしら?」
「はい! お言葉に甘えます!」
気温が高いけど家もそんなに遠くないし、保冷剤を入れて貰えば大丈夫!
なんとか持つだろう。
これで孝秀の食料は暫く安泰だ。
私がお母さんのお手伝いをさせて貰っている間、孝秀は自分の部屋を見てくると言って二階に上がってしまった。
でもお母さんと話すには、その方が都合が良い。
「恵さん、そこの棚から取り皿を出して貰っていいかしら」
「はい! 分かりました!」
孝秀が実家の敷居を跨げて……
お母さんの笑顔が見れて……
それが凄く嬉しくて、異様にテンションが高くなっている私にお母さんは優しく問い掛けてきた。
「ふふ……恵さんは孝秀の彼女なのかしら?」
「えぇっ!! ち、違います!」
お母さんの嬉しい言葉に驚いて、手に持った取り皿を落としそうになって焦る。
「そうなの……ここまで孝秀のことでして下さってるから、彼女だと思い込んじゃったわ。ごめんなさいね」
残念そうに言ってくれたお母さんの言葉が嬉しくて
「でも私は……孝秀さんのこと凄く好きです。孝秀さんがこの家にちゃんと戻ってこれた時……気持ちを伝えられたらと思ってます」
「……ありがとう恵さん。そこまで孝秀を想ってくれて……」
本音を正直に話したら、お母さんは涙ぐんで微笑んでくれた。
「ふふふ、ちょっと作りすぎちゃったから、良かったら少し持って帰って貰えるかしら?」
「はい! お言葉に甘えます!」
気温が高いけど家もそんなに遠くないし、保冷剤を入れて貰えば大丈夫!
なんとか持つだろう。
これで孝秀の食料は暫く安泰だ。
私がお母さんのお手伝いをさせて貰っている間、孝秀は自分の部屋を見てくると言って二階に上がってしまった。
でもお母さんと話すには、その方が都合が良い。
「恵さん、そこの棚から取り皿を出して貰っていいかしら」
「はい! 分かりました!」
孝秀が実家の敷居を跨げて……
お母さんの笑顔が見れて……
それが凄く嬉しくて、異様にテンションが高くなっている私にお母さんは優しく問い掛けてきた。
「ふふ……恵さんは孝秀の彼女なのかしら?」
「えぇっ!! ち、違います!」
お母さんの嬉しい言葉に驚いて、手に持った取り皿を落としそうになって焦る。
「そうなの……ここまで孝秀のことでして下さってるから、彼女だと思い込んじゃったわ。ごめんなさいね」
残念そうに言ってくれたお母さんの言葉が嬉しくて
「でも私は……孝秀さんのこと凄く好きです。孝秀さんがこの家にちゃんと戻ってこれた時……気持ちを伝えられたらと思ってます」
「……ありがとう恵さん。そこまで孝秀を想ってくれて……」
本音を正直に話したら、お母さんは涙ぐんで微笑んでくれた。

