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白い背中と君の藍
第10章 エメラルドグリーン◇希望の光
◇ ◇ ◇
「本当に沢山作ったんだ」
「そうよ。孝秀の好きな物を用意したら、こんなになっちゃったのよ」
「わぁ〜! お母さん、これ凄く美味しいです〜!」
「ふふふ。恵さん気にってくれて嬉しいわ。沢山あるからいっぱい食べてね」
「はい! お腹ペコペコです!」
「何……メグいつもとキャラ違わない?」
「うっぐぅぅぅ〜。そんなことないもん!」
「女の子は気になる人の前ではしおらしくなるものなのよ」
「何、お母さんいきなり?」
「孝秀……いいから食べなよ……」
お母さんの作った孝秀への愛情がこもった料理は本当に美味しかった。
最初ぎこちなかった孝秀も、帰る頃は笑顔が凄く増えていた。
お父さんが元気になって働いていることを孝秀に告げたお母さんは
「お父さんね……孝秀に申し訳ないことしたって、泣いてたのよ。今度顔を見せに来てあげて」
凄く温かく微笑んだ。
孝秀は一瞬、唇を噛んで押し黙ったけど――――
「うん……またメグと来るよ」
はにかみながら、お母さんに約束をしてくれた。
「本当に沢山作ったんだ」
「そうよ。孝秀の好きな物を用意したら、こんなになっちゃったのよ」
「わぁ〜! お母さん、これ凄く美味しいです〜!」
「ふふふ。恵さん気にってくれて嬉しいわ。沢山あるからいっぱい食べてね」
「はい! お腹ペコペコです!」
「何……メグいつもとキャラ違わない?」
「うっぐぅぅぅ〜。そんなことないもん!」
「女の子は気になる人の前ではしおらしくなるものなのよ」
「何、お母さんいきなり?」
「孝秀……いいから食べなよ……」
お母さんの作った孝秀への愛情がこもった料理は本当に美味しかった。
最初ぎこちなかった孝秀も、帰る頃は笑顔が凄く増えていた。
お父さんが元気になって働いていることを孝秀に告げたお母さんは
「お父さんね……孝秀に申し訳ないことしたって、泣いてたのよ。今度顔を見せに来てあげて」
凄く温かく微笑んだ。
孝秀は一瞬、唇を噛んで押し黙ったけど――――
「うん……またメグと来るよ」
はにかみながら、お母さんに約束をしてくれた。