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白い背中と君の藍
第13章 スカイブルー◇君と見る空
天気が良い休みの日は、いつも外に出掛けていた。
川辺へ行ったり、絵を描いてる人に話しかけてみたり……
少しでも彼の情報がないか三年間、日課のように続けていた。
何度も忘れようかと思ったけど、その度に開けたお腹の鍵の跡が何故か疼くのだ。
駅前はますます便利に開発されて、広場は色んなアーティストが現れる。
絵を売っている人が居ると、無意識に近寄ってしまう。
もう身体に染み付いている癖みたい。
買い物がてらに広場に出ると、今日は気持ちいいくらいの青空が絶景で見える。
「こんな空を一緒に見たかったな……」
そう思った時――――
広場にイーゼルとキャンバスが置いてあった。
ドックン!
普段見掛けない光景に、心臓が跳ねる。
恐る恐る近付いてみると、大き目のキャンバスには透き通るようなスカイブルーの空と……
その空を見上げる白い背中の女の子が描かれていた。
川辺へ行ったり、絵を描いてる人に話しかけてみたり……
少しでも彼の情報がないか三年間、日課のように続けていた。
何度も忘れようかと思ったけど、その度に開けたお腹の鍵の跡が何故か疼くのだ。
駅前はますます便利に開発されて、広場は色んなアーティストが現れる。
絵を売っている人が居ると、無意識に近寄ってしまう。
もう身体に染み付いている癖みたい。
買い物がてらに広場に出ると、今日は気持ちいいくらいの青空が絶景で見える。
「こんな空を一緒に見たかったな……」
そう思った時――――
広場にイーゼルとキャンバスが置いてあった。
ドックン!
普段見掛けない光景に、心臓が跳ねる。
恐る恐る近付いてみると、大き目のキャンバスには透き通るようなスカイブルーの空と……
その空を見上げる白い背中の女の子が描かれていた。