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白い背中と君の藍
第3章 スカーレット◇近付けたら
築何年くらいだろうか、かなり老朽化している二階建てのアパート。

部屋のドアは四つしかなくて小さめだ。

男性は自転車を敷地内に適当に置いた。

他の住民の邪魔にならないかと気になっていると、男性はジーンズのポケットからアパートの鍵を取り出して一階のドアに差し込んだ。

「ここ……古いし、俺しか住んでないから気兼ねなく」

「一人暮らし?」

「うん、このアパート俺だけ」

「??」

家族が居なくて、一人って意味だよね?

一般論的に判断したけど、中に入って状況をやっと理解する。

「どうぞ」

「お邪魔しま……えぇっ!?」

玄関に踏み込んだ途端、異質な部屋の状況に一瞬唖然としてしまった。

部屋の造り自体は六畳一間の1K構造だけど――――

「これ……隣に部屋に繋がってるんですか?」

「うん、穴開けた」

まるでビックリハウスみたい――――

壁には隣の部屋に繋がるドアが取り付けられていた。


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