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白い背中と君の藍
第3章 スカーレット◇近付けたら
――――――――なに!?
焦って目を開くと、鳥羽さんの指先が唇に触れていた。
「!!」
ただ驚くばかりでどうしていいのか分からない。
虚ろだけど寂しげな目で見詰められると、金縛りにあったみたいに動けなかった。
彼の指先がまるで紅を引くようにゆっくりと、膨らみを何度も往復する。
微かに撫でられる感触がくすぐったい。
鳥羽さんの指の熱を吸収していくみたいに、自分の身体は更に熱くなっていく。
「はっ……あぁ……」
身体にこもっていく熱を放出したくて、本能的に息を吐き出すと――――
「ふっ!?」
唇の隙間に親指が差し込まれた。
えぇぇぇっ!!
ど、どうすればいい!?
さっきまで彼に触れたいと思ったけど、実際触られると頭が真っ白になる。
呆然として口と目を開いたまま固まって岩のようになっていると、鳥羽さんの指は唇から離れいく。
やっと終わった――――かと安堵の溜息を洩らそうとしたら、今度は両手で頬を挟んできた。
焦って目を開くと、鳥羽さんの指先が唇に触れていた。
「!!」
ただ驚くばかりでどうしていいのか分からない。
虚ろだけど寂しげな目で見詰められると、金縛りにあったみたいに動けなかった。
彼の指先がまるで紅を引くようにゆっくりと、膨らみを何度も往復する。
微かに撫でられる感触がくすぐったい。
鳥羽さんの指の熱を吸収していくみたいに、自分の身体は更に熱くなっていく。
「はっ……あぁ……」
身体にこもっていく熱を放出したくて、本能的に息を吐き出すと――――
「ふっ!?」
唇の隙間に親指が差し込まれた。
えぇぇぇっ!!
ど、どうすればいい!?
さっきまで彼に触れたいと思ったけど、実際触られると頭が真っ白になる。
呆然として口と目を開いたまま固まって岩のようになっていると、鳥羽さんの指は唇から離れいく。
やっと終わった――――かと安堵の溜息を洩らそうとしたら、今度は両手で頬を挟んできた。