この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
白い背中と君の藍
第3章 スカーレット◇近付けたら
「あ……」

これってこのままだと、もしかして――――

『キス』?

したことないけど、そんな雰囲気な気がした。

この歳になって『ファーストキス』なのも恥ずかしいけど、やっぱり初めては好きな人としたい願望は捨て切れなかった。

だけど今……
憧れのファーストキスをしそうになっている。

初めてなこと言った方が良いかな?

でも、まだキスするか分からない……
てか、鳥羽さん私のこと好きかも知らないし!!

先ずはそこが肝心なことにようやく気が付いて、身体に力を入れて引き寄せられそうになっている顔を動かないように止めた。

確かに『触れたい』と思ったけど、少し流され過ぎだよね……。

湧き上がってくる欲情を理性で何とか堪えようとしたが

「……どうしたの?」

頑なになった私に鳥羽さんは、虚ろな瞳で問いかけてくる。

「えっと、その……」

『キスしますか?  実は私初めてなんです』――――

何て言い難いけど……

鳥羽さんの瞳が見詰める先に存在しているのは、『私』で在って欲しいと思った。

/263ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ