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白い背中と君の藍
第3章 スカーレット◇近付けたら
「あ……」
これってこのままだと、もしかして――――
『キス』?
したことないけど、そんな雰囲気な気がした。
この歳になって『ファーストキス』なのも恥ずかしいけど、やっぱり初めては好きな人としたい願望は捨て切れなかった。
だけど今……
憧れのファーストキスをしそうになっている。
初めてなこと言った方が良いかな?
でも、まだキスするか分からない……
てか、鳥羽さん私のこと好きかも知らないし!!
先ずはそこが肝心なことにようやく気が付いて、身体に力を入れて引き寄せられそうになっている顔を動かないように止めた。
確かに『触れたい』と思ったけど、少し流され過ぎだよね……。
湧き上がってくる欲情を理性で何とか堪えようとしたが
「……どうしたの?」
頑なになった私に鳥羽さんは、虚ろな瞳で問いかけてくる。
「えっと、その……」
『キスしますか? 実は私初めてなんです』――――
何て言い難いけど……
鳥羽さんの瞳が見詰める先に存在しているのは、『私』で在って欲しいと思った。
これってこのままだと、もしかして――――
『キス』?
したことないけど、そんな雰囲気な気がした。
この歳になって『ファーストキス』なのも恥ずかしいけど、やっぱり初めては好きな人としたい願望は捨て切れなかった。
だけど今……
憧れのファーストキスをしそうになっている。
初めてなこと言った方が良いかな?
でも、まだキスするか分からない……
てか、鳥羽さん私のこと好きかも知らないし!!
先ずはそこが肝心なことにようやく気が付いて、身体に力を入れて引き寄せられそうになっている顔を動かないように止めた。
確かに『触れたい』と思ったけど、少し流され過ぎだよね……。
湧き上がってくる欲情を理性で何とか堪えようとしたが
「……どうしたの?」
頑なになった私に鳥羽さんは、虚ろな瞳で問いかけてくる。
「えっと、その……」
『キスしますか? 実は私初めてなんです』――――
何て言い難いけど……
鳥羽さんの瞳が見詰める先に存在しているのは、『私』で在って欲しいと思った。