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白い背中と君の藍
第4章 クリア◇蜜の味
「さ、さぁ〜? 社交辞令じゃないですか?」
「はぁ〜!? コンビニ店員に上がり時間聞く社交辞令がどこにあるんだ!」
「何でそんなに怒るんですか?」
「怒るわ! 恵、何か隠してんだろ!」
「隠してません!」
元より先輩に言うことじゃないもん!
いつもと様子が違う先輩の追撃を何とかかわしていくが、このままだと本当に鳥羽さんと起きた出来事を言わされてしまいそうな気がしてきた。
今日の先輩の変だよ〜!!
睨みつけて顔を寄せてくる先輩に、後退りしながら背中が仰け反りそうになると
ピロリロ〜ン!
またしてもナイスタイミング良くお客さんが入ってきた。
「いらっしゃいませぇ〜!!」
取り調べから逃れられた嬉しさから、鳥羽さんの時より声が大きくなる。
「いらっしゃいませ……」
逆に先輩の声は心なしかトーンが低くなっていた。
はぁ、助かった。
もう、先輩は心配性だな〜。
智充先輩は、経験値の低い私を色々と気に掛けてくれているんだろう。
先輩の優しさには感謝するけど、鳥羽さんのことだけは相談は出来ない。
商品を見てるお客さんに視線を向けながら、小さく溜息を吐いた。
「はぁ〜!? コンビニ店員に上がり時間聞く社交辞令がどこにあるんだ!」
「何でそんなに怒るんですか?」
「怒るわ! 恵、何か隠してんだろ!」
「隠してません!」
元より先輩に言うことじゃないもん!
いつもと様子が違う先輩の追撃を何とかかわしていくが、このままだと本当に鳥羽さんと起きた出来事を言わされてしまいそうな気がしてきた。
今日の先輩の変だよ〜!!
睨みつけて顔を寄せてくる先輩に、後退りしながら背中が仰け反りそうになると
ピロリロ〜ン!
またしてもナイスタイミング良くお客さんが入ってきた。
「いらっしゃいませぇ〜!!」
取り調べから逃れられた嬉しさから、鳥羽さんの時より声が大きくなる。
「いらっしゃいませ……」
逆に先輩の声は心なしかトーンが低くなっていた。
はぁ、助かった。
もう、先輩は心配性だな〜。
智充先輩は、経験値の低い私を色々と気に掛けてくれているんだろう。
先輩の優しさには感謝するけど、鳥羽さんのことだけは相談は出来ない。
商品を見てるお客さんに視線を向けながら、小さく溜息を吐いた。