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白い背中と君の藍
第4章 クリア◇蜜の味
グッと心臓が掴まれたみたいに、収縮する。
今顔を見られたら鳥羽さんに私の気持ちバレてしまう気がして、直ぐには上げられないでいると
「メグ?」
名前を呼ぶ声が今度はちょっと甘くなった。
おずおずと顔を上げていくと、鳥羽さんは私の顔を見詰める瞳を優しく揺らしている。
こんな優しい顔を持ってるんだ――――。
途端、気持ちが吹き出しそうになった。
「鳥羽さん! ……会いたかった!」
やっぱりまだ『好き』って言える勇気はなかったけど、今の気持ちを込めて伝えると、鳥羽さんは目を細めて
「うん……俺も」
泣きたくなるくらい……
優しい笑顔を返してくれた。
その笑顔が余りにも嬉しくて、頭の芯がクラクラしてくる。
そして、欲望が口を衝く――――
「鳥羽さん……キスしたい」
まるで自分じゃないみたいな甘い声が、唇から溢れ出した。
今顔を見られたら鳥羽さんに私の気持ちバレてしまう気がして、直ぐには上げられないでいると
「メグ?」
名前を呼ぶ声が今度はちょっと甘くなった。
おずおずと顔を上げていくと、鳥羽さんは私の顔を見詰める瞳を優しく揺らしている。
こんな優しい顔を持ってるんだ――――。
途端、気持ちが吹き出しそうになった。
「鳥羽さん! ……会いたかった!」
やっぱりまだ『好き』って言える勇気はなかったけど、今の気持ちを込めて伝えると、鳥羽さんは目を細めて
「うん……俺も」
泣きたくなるくらい……
優しい笑顔を返してくれた。
その笑顔が余りにも嬉しくて、頭の芯がクラクラしてくる。
そして、欲望が口を衝く――――
「鳥羽さん……キスしたい」
まるで自分じゃないみたいな甘い声が、唇から溢れ出した。