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白い背中と君の藍
第4章 クリア◇蜜の味
至近距離でしばらく見つめ合う。

透き通った鳥羽さんの瞳に、吸い込まれそう……。

あの透明感のある『藍色』は、鳥羽さんの瞳に映った色だからなんだ。

鳥羽さんの描く世界、もっと観たいな。

鳥羽さんの瞳に映る私も、いつか描いて欲しい。

今はまだ口には出せないけど、その願が叶うのもそう遠くないと信じ込んでいた。


この時の私はまだ――――――――。


磁石が自然と引き合うように……

私たちは、静かに瞼を閉じて唇を重ねる。

「ん……はぁ…ぁぁ……」

クチュクチュ……チュプ……

この行為を誰かに知らしめるみたいに、声と音を大きく鳴らしていった。

貪り合う動きも激しくなって身体が揺れると、大きく開いた股間に鳥羽さんのジーンズのチャック部分が当たる。

今日はバイト先で履き替えた、ショートパンツだったから生地も薄い。

生地越しでもデニムの硬さで、未開拓の花園が刺激されていった。

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