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白い背中と君の藍
第4章 クリア◇蜜の味
「メグ……触るよ」

「う……ん」

鳥羽さんの声が響くと同時に――――

茂みの奥の割れ目に、指が添えられた。

「ひゃっ!!」

まだ何もされていないのに、頭の中が真っ白になりそうだ。

「メグ、俺の頭に掴まっていいからね」

鳥羽さんはそう言うと上下に指を動かし始めて、割れ目を左右に押し広げていく。

そして――――

肉門の奥の花園が、初めて濡れ咲く時がきた。

湿った部分を指先で軽く撫でられただけなのに、カッと一瞬にして身体が熱くなる。

「あぁ……やぁっ!  あぁぁっ!!」

今まで感じたことない感覚に、ただ叫ぶしか出来ない。

頭に掴まっていいって鳥羽さんは言っていたけど、それに答えるどころじゃなくって、指先が動く度に背中が後ろに倒れそうになるから、手綱みたいに鳥羽さんのシャツを皺くちゃに握った。

「やぁぁ!  変っ!  ダメッ!」

自分の身体じゃなくなりそうな状態に恐怖感が湧いてきて、鳥羽さんから離れそうになると

「もう少しで、気持ち良くなるから!」

咄嗟に腕を腰に巻き付けてきて、珍しく力強い声を発した。

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