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白い背中と君の藍
第4章 クリア◇蜜の味
「う……うん……」

『未知の感覚』に、怖くないって言ったら嘘になるけど、鳥羽さんは私を気持ち良くさせようとしてくれている。

いつか誰かに同じことされるなら、今鳥羽さんに全てを委ねたい。

鳥羽さんの首にしがみ付き、おでこを頭に乗せる。

花園を弄る指は二本に増えていた。

指先が交互に溝を扱くと、ヌチャヌチャと濡れた音が大きくなってくる。

「あ……あぁ……んっ……」

さっきまで容赦なく襲ってきた熱が少し引いて、今度はゾクゾクと寒気に似た感覚が下腹部を震わせる。

鳥羽さんが動く度、触れている部分から止めどなく押し上げてきてくる衝動に、お腹の中が段々と痺れてきた。

「んっ……あぁぁ……」

身体中の皮膚の下に小さな虫が張っているみたい。

むず痒くて……もどかしい――――。

時に跳ねるように震える私の様子を伺いながら、鳥羽さんは指の動きを早くしていく。

花園の入り口の縁を入念に擦っていた指が手前に移動してきた。

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