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白い背中と君の藍
第4章 クリア◇蜜の味
「はぁ……はぁ……」
身体中に熱っぽい余韻は残っているけど、ひっきりなしに襲ってくる浮遊感みたいな不思議な感覚からは解放された。
脱力して呆然としていると鳥羽さんは私の目線の高さに、さっきまで私を震わせていた指を広げて見せてくる。
「あ……」
指は液体を纏わせて光っていた。
それは私の体液だと理解した途端、恥ずかしくてカッと身体がまた熱くなったが、ドクドクと下腹部に心臓があるみたいに激しく疼き出す。
「手……汚れちゃったね」
神経質な鳥羽さんの手に自分の股から出た物で汚しておく訳にはいかないと、さっき手を拭いていたアルコールティッシュに手を伸ばすと
「汚くないよ……」
鳥羽さんは優しい声で呟いて、濡れた指を口に咥え出した。
「!?」
突然の鳥羽さんの行動に、私は目を見開いて固まってしまう。
鳥羽さんは第二関節まで咥えた指を今度はゆっくりと引き出して、指に付着している体液を舐め取っていく。
指だけじゃない。
根元、手のひらと、舌先でクリームでも味わうみたいに何度も舐めた。
身体中に熱っぽい余韻は残っているけど、ひっきりなしに襲ってくる浮遊感みたいな不思議な感覚からは解放された。
脱力して呆然としていると鳥羽さんは私の目線の高さに、さっきまで私を震わせていた指を広げて見せてくる。
「あ……」
指は液体を纏わせて光っていた。
それは私の体液だと理解した途端、恥ずかしくてカッと身体がまた熱くなったが、ドクドクと下腹部に心臓があるみたいに激しく疼き出す。
「手……汚れちゃったね」
神経質な鳥羽さんの手に自分の股から出た物で汚しておく訳にはいかないと、さっき手を拭いていたアルコールティッシュに手を伸ばすと
「汚くないよ……」
鳥羽さんは優しい声で呟いて、濡れた指を口に咥え出した。
「!?」
突然の鳥羽さんの行動に、私は目を見開いて固まってしまう。
鳥羽さんは第二関節まで咥えた指を今度はゆっくりと引き出して、指に付着している体液を舐め取っていく。
指だけじゃない。
根元、手のひらと、舌先でクリームでも味わうみたいに何度も舐めた。