この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水蜜桃の刻
第11章 その視線


──舐めて濡らした指先で、胸の尖りを擦った。


今日も、私はベッドで自分を慰める。
先生と再会してからまた始めたその行為。
自分の中の欲情に再び気づかされてしまったから。


──声が漏れないように、唇を噛む。


先生を思うと平常心ではいられない。
きゅうっと胸が苦しくなる。
どきどきして、ただもう落ち着かなくなる。


──硬くなったそこを捻るようにつまめば、びくんと跳ね上がった身体。


好きになるかも。
好きになっていい?
もう、好きになってる。
……あっという間だった、そうなるまで。


──こりこりと弄りながら、もう片方の手を開いた足のあいだに伸ばす。


今や心はひたすらに騒いでいる。
好き、って。
こんなにも先生が好き、ってそう訴えてる。


──小さな布の隙間から差し入れた指。
くちゅり、と水音がした。


先生を想えばどうしてもついてくる10年前のその記憶。
切り離すことなんてできない。
生々しく思い出された記憶と新たな記憶。
その指先、その声……先生のそのすべて。
混ざり合い、私の中の熱をさらにあげていく。


──蜜を溢れさせるそこはすでにひくついていた。


触れたい。今の先生に。


──ぬるりと入り込ませて、抜く。
蜜を纏わせたそれで擦るのは、敏感な突起。
鼻から漏れる甘い喘ぎ。
びくびくと震える身体。


触れられたい。こんなふうに。
あのときのように。


/321ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ