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水蜜桃の刻
第2章 欲情
先生が私に、好きだよと告げる。
その甘い声に酔わされながらの優しいキスは次第に舌を絡める激しいものになり、一枚ずつゆっくりと焦らすようにして脱がされていく服。
その細く長い指先が、私の胸に触れる。
すぐに硬く反応してしまう乳首を、いやらしい、と先生は呟いてくりくりと弄ってくる。
頭の中の私は、淫らに感じている。
先生に、好き、と何度も告げている。
ショーツの中で蠢く先生の指が、濡れている私のなかに入り込み、ぐちゃぐちゃと掻き回す。
『こんなにして……悪い子だね』
耳元で囁かれて
『ごめんなさい、先生……許して、先生……っ』
謝りながら、腰を揺らしてさらなる刺激をねだる私のぐちゃぐちゃになったそこからすくった蜜を、硬くなっている突起になすりつけ……ぐりぐりと擦る、先生の指。
高い声をあげながら、私が達すると。
『先生の指でいっちゃう悪い子には、お仕置きが必要だね』
そう言って、私のなかにその大きなものを挿れてくる────。
……そんな甘い妄想で、私はいつも自分を慰める。
達して醒めたあとに私を襲うのは、満足感と、少しの罪悪感。
でも、誰にも秘密の……密かな楽しみ。
私がこんなこと考えてるなんて、先生は思ってもいないんだろうな────。
家庭教師のお兄さんを慕う生徒。
そんなただの子供の振りをして、快楽を既に知るこの身体が訴えるままに頭の中で何度も先生とセックスして……実際に身体を触っている、なんて。