この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
水蜜桃の刻
第18章 陶酔


もう抗えない。
自然に早くなる、そこを擦る指。
先生の指は、乳首を爪の先で引っ掻いたり、くりくりと擦り合わせるようにしたり、引っ張って捻るようにしたり……そんな執拗な愛撫を繰り返す。


「先生……っ……!」


左胸にあてられている先生の手。
その上から、自分の手を重ねた。
先生の手に合わせ揺れるその手。


「前、見て」


その言葉に後ろに向けていた顔を正面に戻せば、足を大きく広げて自慰をしている私がそこにはいた。
先生の両手で胸を揺らされながら頬を赤らめ、足のあいだに手を伸ばし、とろけきったような顔をして口を開いている私。
……なんだかとても、いやらしかった。


「その顔……そそられる」


はあっ、と耳元で先生が溜め息を漏らせば、その刺激にさえ身体は反応する。
それを見たのか、先生はそのまま舌先で私の耳のかたちを舐め上げた。


「ひ……!」


ぞくぞくと身体の中を駆け巡る、その快感。
先生は何度も唇で耳を……指先で乳首を苛める。

口から勝手に発せられる甘ったるい喘ぎ。
逃れられない快楽に身体をびくびくと震わせながら、鏡の中の先生をただ、見つめた。
縋るように、ひたすら。
先生も、鏡の中の私を見つめる。
絡み合う視線。
私の痴態は先生にはどう思われているんだろう──そう思ったとき、先生がふっとまた笑った。意地悪く。
ぞくりと身体を何かが駆け抜ける。


/321ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ