この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
水蜜桃の刻
第18章 陶酔
くりくりと、私の指を使って先生がそこを苛めた。
「あっ、やあ……!」
びくっと身体が震え、背中を少し反らした私に先生は
「ひとりでしてみせて」
そんな言葉を落とし、手を離す。
え……と、振り返るようにして先生を見れば
「ほら……早く」
その、有無を言わせない口調。
「……なに涙目になってんの」
そう続け、ふ……と意地悪く笑ったその唇が、私の唇へと触れる。
「して」
離れた刹那、呟かれ、また触れたかと思うと、今度は、早く……と囁かれた。
それに追い立てられるかのように、ごくりと唾を飲み込んだ私はとうとう。
「……ああっ」
溜め息に似た、熱い呼吸が漏れた。
先生の方に顔を向けたままで、指先でそこを擦る。
縋るように見つめれば、また唇が。
喘ぎを発するために開いた口内にはいってくるその舌に、自分のそれを絡めとられる。
「……っは……んん、あ……!」
不意に胸に感じた刺激。
先生の両手が、私の膨らみをぐにぐにと揉みしだく。
「……手伝ってあげるよ」
私の口内から去っていった舌。
けれどまたすぐに触れあえそうな場所でそう呟かれ、ぺろりと唇を舐められた。
きゅっ、と乳首をつまむその動作と共に。
「っあんっ!」
いきなりの胸への強い刺激に、身体が跳ねた。
体内でとろりと生まれた熱が、また溢れ出る。
蜜穴に伸ばした指。
ねっとりとしたそれをすくい、突起をぬるぬると擦る。
「あっ……や、は……」
気持ちいい────。