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水蜜桃の刻
第18章 陶酔


「せんせ……も、欲し……」


だから私は、もう我慢できないとばかりにそう口にする。
息を乱しながら、先生のものを見つめる。


「……ん」


先生が、枕元の脇のチェストに手を伸ばし、中から避妊具を取り出した。
封を開け、私に差し出してくる。

ごくりと唾を飲み込み、なかで遊ばせていた指を抜く。
ん……と小さく息が漏れた。
どろどろの蜜をまとわりつかせた指でそれを受け取って、中からそれを取り出した。
つけるのはいつも私の役目。
ゼリーのついたぬるぬるしたそれを、先生のものに被せていく。


……もうすぐ。もうすぐこれがもらえる。


つけているとき、いつも奥がたまらなく疼く。
そんな、今からされることに対しての期待で、思わず漏れる深い息。


ぐいっ、と腕を引っ張られた。


「ひゃっ」


ベッドに上げられ、そのまま仰向けに寝かされる。
覆い被さってくる先生。
目を細め、私をじっと見つめてくる。
見つめ返せば、蜜穴にあてがわれた硬い先生のものがそのままゆっくりと私のなかへ。


「……あ……」


こじ開けられる、私の入り口。
広げさせられる、私のなか。
狭いそこを、ぐぐっ……と先生のものが開いていく。

みっちりと、満たされていく。
苦しささえ、今はうれしい。


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