パソコンから！ケータイから！スマホから！無料でどこでも気軽に楽しめる官能小説サイト

第18章 陶酔

「あ……せんせ、えっ……」


見つめ合ったまま、深まっていく結合。
先生を受け入れる私の身体が、自分でも愛おしくなるほどに、それは。

不意に、私に倒れ込むように身体を密着させてきた先生。
私もその首に両腕を回して抱きしめたそのとき。


「……っや！」


そのまま、ぐいっと抱き起こされる。
自分の身体の重みで、先生のものがより奥へと突き刺さるように一気にはいりこんだ。


「ああんっ……！」


奥までいっぱいに満たされた刺激に、ひくひくと身体が震えた。
首に回す腕に、ぎゅっと力を込める。
縋りつくように、そうした。


……先生と繋がるのはもう何回目だろう。
私の内部を先生のものがみっちりと埋める、その感覚。
それを嬉しさだけで感じられたときなど今まであっただろうか。
たまらなく気持ちいいのに、どこかせつない──いつも、そんな少しの苦しさが混ざっていた気がする。

でも、今日からは、もう────。


「好き……」


私はそう呟いた。
先生に抱きつきながら、その耳元で。


「先生……っ、好き……」


繰り返して、先生の耳たぶを唇で挟む。


「っ……」


びくん、と先生の身体が揺れた。
私のなかにある、それもぴくりと。
その刺激に、ああん……と思わず漏れた甘ったるい声。
身体が少し反り、耳から離れてしまった唇。
んん、と首を振り、ぎゅっとその身体にしがみつき直せば、私の腰を支えるようにしてくれていた両手が私の両肩へと置かれ、そのまま身体を少し押される。