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水蜜桃の刻
第4章 記憶
「あ」
先生のその根本が私の恥骨に当たる。
気持ちいいところが刺激された。
「……あっ……や……」
そこを当てたまま、先生が小さく腰を振る。
完全になかに埋められてしまったそれ。
「せんせ……っ」
思わず口にすると先生は私を抱きしめたまま、身体は動かさず、じっとしていて。
ああ……熱い。
先生の。硬くって。おっきくて。
「俺の、はいってるよ」
耳元でそっと囁かれ、ぴくっと、それを時折動かされる。
「っあ」
じわ……と広がる、たまらなく気持ちがいいその圧迫感。
「……なか、纏わりついてくる」
「やあ……っ……」
先生のものがそこにあるのを喜んでいるかのようにひくひくと動く私のなか。
また、先生のがぴくんと動いた。
「……ああ……先生っ……」
囁くと、先生も私を見てきて、ふっと小さく笑った。
そしてゆっくりと腰が引かれる。
「あ……」
なかが擦られる。
気持ちいい。
ぎりぎりまで引かれたそれは、そのまま抜かれてしまいそうに思えて、だめ──そう引き留めた途端、また、戻ってきた。
「……っあんっ!」
思わず声を上げると、また先生は同じようにする。
引くときはすごくゆっくりなのに、戻ってくるときは早く。
何度も、何度もそんなふうに。
「……先生…っ、先生……」
熱くなる。身体が。
じわじわとくる気持ちよさ。
擦られて、広げられる。
浅く、深く。