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水蜜桃の刻
第4章 記憶
「ごめ……なさい……先生……」
悪い子で。
先生の指でいっちゃういやらしい子で。
「……許して……」
頭がとろけて、妄想と現実がなんだかごちゃごちゃになっているようなその感覚。
夢うつつのように快楽の波を漂う私の足が開かされた。
いつの間にか先生が私の足のあいだで、その硬いものをとろとろのそこに押し当ててる。
そのまま、私に覆い被さってきた。
頭を、撫でるようにされる。
ああ────……。
先生。
……先生っ。
「挿れて……っ」
無意識のうちに口をついて出たおねだり。
「言われなくても────」
耳元でそう返され、その言葉と同時に、ぐっ……とそれが。
「……あ……」
ゆっくりと、そこを押し広げるようにして。
「ああ……」
先生のものが、私のなかに。
「……っ」
先生の唇から零れる息。
私を感じてくれているの?
先生も、気持ちいいの?
「先生……っ……」
はあっ、と息を吐いた。
なかをゆっくりと埋めてくるその熱。
焦れったくて、でもその感覚にさらに自分の心と身体は高められていく。
ゆっくり、ゆっくり、それは侵入してくる。