この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘愛  
第2章 動き出す・・
あの日から、孝明が喫煙室前をうろつく回数はぐんと増えた。

トイレに行くたび、給湯室へ行くたび、隣の部署へ行くたび・・
喫煙室の中をのぞいては、遙香の姿を探した。

・・なんで奥村さんのこと探してんだ?オレ・・

はっきりとした理由なんて全然ない。
まさか惚れたのか?
いきなりそこまで飛躍してみるが、そうとも言えない、と思う。ただ・・

あの時、遙香の横顔に、暗い影のようなものが見えた気がしたのだ。
なにか心配事とか辛い事とか、
そんなことがあるんじゃないかって。
それを見て、同類相憐れむ的な、仲間、が欲しくなったのかもしれない。

今の孝明にはぶっちゃけられる相手がいない。
史彦には言えない。
自分の本当の気持ちを話したりできない。
史彦と凌空とオレは・・
友達なんだから・・
いつまでも付き合う大切な仲間、なんだから・・

そこで彼女に目をつけた。
なんと言っても、年上の女子ならなおさら、話しやすい。
6歳も年下の男のことを気負わず叱咤激励してくれるだろう。

そう自分勝手な想像をしながら、
遙香とまた話せる機会を見つけたいと、孝明は思っていた。

/56ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ