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秘愛
第2章 動き出す・・
その日は30分程度の残業で済んだ。
金曜の夜だし、BARシークレットに行くのもいいけど
たまには銀座で一人飲みでもしようと鞄を肩に担いで廊下に出た。
ちょっと喫煙室でものぞいていくか、と前まで行くと一人だけ、人がいた。
奥村遙香だった。
窓際のカウンターに手をついて、
瞬き始めた灯りを見下ろしていた。
考える間もなく孝明は、ドアをノックしてから開けた。
「お疲れ様です、今日も残業ですか?」
ドアがあいた時にすでに音がしていたはずだけど、
声をかけ終えてもすぐにはこちらをむいてくれなかった。
・・あれ?間違えた?もしかして奥村さんじゃないのか?・・と、
再び声をかけようとした時やっと、振り向いてくれた。
その顔・・
え?まさか・・泣いてた?
金曜の夜だし、BARシークレットに行くのもいいけど
たまには銀座で一人飲みでもしようと鞄を肩に担いで廊下に出た。
ちょっと喫煙室でものぞいていくか、と前まで行くと一人だけ、人がいた。
奥村遙香だった。
窓際のカウンターに手をついて、
瞬き始めた灯りを見下ろしていた。
考える間もなく孝明は、ドアをノックしてから開けた。
「お疲れ様です、今日も残業ですか?」
ドアがあいた時にすでに音がしていたはずだけど、
声をかけ終えてもすぐにはこちらをむいてくれなかった。
・・あれ?間違えた?もしかして奥村さんじゃないのか?・・と、
再び声をかけようとした時やっと、振り向いてくれた。
その顔・・
え?まさか・・泣いてた?