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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第6章 ☆SS1: 春雪~キミと出逢った季節~
「はぁ!?」
それは嫌とキッパリ言い放った沙月が
持っていた携帯を自分の胸の谷間に挟んだ。
……へぇ、上等じゃねぇか。
そのニットを捲って取れってか?
「なんだそのドン引きな真似は。
調子乗りやがって…」
「だって、宝物にするんだもの」
「………!」
「ウォータースライダーの写真以来の、新たなコレクションにしなきゃ…」
「~~ふざけんな!!」
吠える俺からさっと身を屈めた沙月が、そのまま寝室に逃げようとしたから
右腕を前に伸ばして、沙月の首を後ろからガシッと固める。
「~~ちょっとやめてよ暴力反対!」
「うるせぇ! さっさと寄こせ!」
「きゃーーどこ触ってるのよバカ!」
「朝っぱらから叫ぶんじゃねぇよ!!」
「そっくり返すわその台詞!!」
……取っ組み合う俺と沙月を見て
「……バカップル。
やっぱりてめぇらが1番イチャついてんじゃねぇか」
後ろで加賀谷が溜息を漏らしたけど、必死な俺の耳には届かなかった。
.。.:* おしまい *:.。.。.:**❤
SSはまだ始まったばかり♪
次は、処女作の彼が登場です(*´艸`*)