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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第7章 ☆SS2: 隠れて甘いkissをして
「立花、どうして私に聞くのかしら?
聞く相手を間違えてるわ」
コーヒーを奢るからと理由付けて、ラウンジへ呼び出したけど
何もかもお見通しだというように、楽しそうに咲原が続ける。
「 “ あさっての金曜日、誰と飲むの? ” って
香ちゃんに直接聞けばいいじゃない」
「……聞いたよ。
今咲原が言ったことと同じ返事をされた」
「え? そうなの?
じゃあなんでわざわざ私に確かめたりするの?」
「………」
「わわ、もしかして香ちゃんを疑ってるの!?
それって彼氏としてどうなの…」
「~~違ぇよ!」
香は嘘なんてつく女じゃない。
そんなこと分かりきってるし、女子会というもんが何かってことも当然知ってる。
麻里奈と別れてから、俺も金曜は毎週のように誰かと飲んでいて
その中には学生時代の女友達もいるから、口を出せる立場じゃないんだ。
……分かってるんだ、けど