この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第7章 ☆SS2: 隠れて甘いkissをして
「~~~っ///」
頭を起こされてすぐに、口移しで小さな苺を食べさせられる。
だめ、もうキャパオーバー。
この甘々な遣り取り、色んな意味で耐えられない。
「~~先輩! 香はもう、心臓破裂しました…」
「じゃあベッド行こ」
「……!」
「食べながら聞きたいこともあるし」
……食べるというのは、あたしのことだって分かってしまうけど
聞きたい事って?
お姫様抱っこをされながら、首を傾げて立花先輩を見上げると
「営業三課の他に、WEB戦略と経理部……他にもいるんだろ?」
「……へっ?」
「香は俺のものになったからちゃんと諦めろって、ダメ押ししに行くから」
「……??///」
「……なんて、そんなダセーことしないけど
マジで拡声器で言い放ってやりたい気分」
はぁっと溜息を漏らす先輩の耳が真っ赤だ。
ふわふわと浮いてしまいそうな心地良さを感じながら、先輩の首に手を回すと
「……だから、つまり」
説明を求めるあたしの視線から、逃げるように
横を向いた立花先輩は、小さな声で続けた。
「嫉妬するくらい、俺は香が好きだから」
「~~~!!///」
「俺だけを見て。……この先もずっと」
.。.:* おしまい *:.。.。.:**❤