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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第7章 ☆SS2: 隠れて甘いkissをして

……心臓がドキュンと撃たれた。

身動きが取れなくて、捕らえられて……


「………っ」


その命令に、あたしの口は自然と開いていく。

先輩はふっと笑って、私の唇へフォークを近付けた。


「……ん、は…っ」

「うまい?」

「あ、や……、ん、ん…」

「香? 聞いてる?」


聞こえてるけどうまく答えられないのは

パジャマを胸の上まで捲られて、露わになった膨らみを

先輩の左手が円を描くように触るから。

時折先端をキュッと摘ままれて、甘い痛みが押し寄せる。


「…ん、その触り方、だ、めです…
変になっちゃいます……っ」


甘いクリームをごくんと飲み込んで、ちょっと涙目になって先輩を見上げると


「……今、すげーいい顔してるよ」


……先輩の瞳が妖艶に光った。

フォークを置いたその手が、タルトの苺を掴んで


「もっと食べるよな?」

「~~~!///」

「欲しいって、食べさせてって言ってみ?」


あたしに馬乗りになった先輩が、苺を口に咥えて微笑んだ。


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