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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第8章 ☆SS3: 喘彼×隠甘コラボ/超SS企画
.。.:* side 沙月 *:.。.。.:**:.。.。.:**:.。.。.:*
「── 色んなタイプと出逢ってきて
見て、話して、感じて
それでも最終的に辿り着くのは、 “ 優しい男 ” 」
「……優しい、男」
「えぇ、結局求めるのはそれなのよ。
歳を重ねれば重ねるほど……余計にネ」
貸切の店内に流れる、ジャズのBGM。
淡い間接照明、テーブルの上で揺れるキャンドルライト。
深紅に輝くワイングラスを揺らして、 “ 彼女 ” はふうっと溜息を漏らした。
「でも、神様は残酷よネ。
運命の相手が現れたと思ったら、虫けら以下のアホ男だったなんて」
「………!!
ま、まさかアンジー様に “も” ご経験が……!?」
「……その反応……
沙月、アンタもしかして…」
「~~私もそうだったんです!
理想の三拍子が揃った男だと思ったのに、とんだ勘違いで……」
グラスを置いて、震える両手で口を押さえると
ハッとした顔のアンジーさんも、同じポーズで瞳を潤ませた。
「……沙月……!」
「……アンジー様……!」