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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第8章 ☆SS3: 喘彼×隠甘コラボ/超SS企画
「そのアホ男から救ってやったのは、誰だっけ?」
お互い腕を伸ばしてガシッと握手を交わす私と彼女。
ニコニコと微笑む隼人さんのお父様の前で、ジョッキを呷った莉央が
私達の会話を聞いて、カウンターから立ち上がって近付いてきた。
キッと睨んだけど、目つきの悪い視線で倍返しされる。
「アンジーに話して俺の株上げろよ。
私の彼氏は1年前、地球外生命体から助けてくれたヒーローだって」
「……酔ってるのは分かったからちょっと黙っててください。
今私はアンジーさんと2人で女子トークを…」
「何ヨ莉央♡
武勇伝があるなら聞かせてごらんなさいっ」
ケラケラ笑う優しいアンジーさんが、私の隣りに莉央を座らせた。
も~~大人しく隼人さんと一緒に飲んでればいいものの!
せっかく昔の恋バナでこれから盛り上がるところだったのに!
「武勇伝なんかじゃないです。
思い出すだけで、今でも腹立たしいというか……」
株を上げろと言ったのは自分なのに、いきなり否定する意味不明な莉央。
……いつも俺様で隙を見せないくせに
隼人さんとアンジーさんがいると途端に泥酔するのはなぜ?