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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第9章 ☆SS4: 喘彼×隠甘コラボ/超SS企画②
~~なにその敬語!!
「ひ、人を押し倒して言う台詞じゃないでしょ…!?///」
ガバッと起き上がって、覆った手を引き剥がそうとした私。
「………っ」
だけどその顔を見る事は出来ずに
翔ちゃんの両腕が背中に回って、ギュッと抱きしめられた。
……横目で見える耳が真っ赤。
密着した体に早い鼓動が伝わってくるから
……こっちまでドキドキしちゃう。
「……来年じゃなくて
1日遅れでいいなら、明日帰ってから作ってあげる」
「………」
「手作りの方がいいでしょ?」
うんって返事しない代わりに、翔ちゃんの手が私の髪を撫でた。
……またこのパターン。
「……ねぇ、翔ちゃん。
チョコレートが欲しいなら、私の喜ぶことを言って?」
今ならいけるかもしれない。
調子に乗って、腕の中で小さく囁いてみる。
「甘くとろける台詞を言ってくれたら、許してあげ…」
「俺、もう半勃ち」
「~~~!!」
「すぐ挿入れられそ…」
「~~バカ!!」
……3ヶ月前の結婚記念日と同じ。
彼の口から聞きたい愛の言葉は、また今回もお預けみたい。
翔太と彩のSt.Valentine
.。.:* おしまい *:.。.。.:**❤