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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第3章 ♥ご機嫌カレシ
「こいつ、彰。
俺と大学が同じ・歳が同じ」
「………っ」
「こいつ、沙月。
地元が同じで、歳は5つ下」
たった5秒の、ザックリすぎる紹介を済ませた翔ちゃんは
彼が持っている高級シャンパンに意識がもってかれてるらしい。
……私の視線と意識は
「初めまして、立花彰です」
「………!!」
翔ちゃんにグラスを渡して
私を見て微笑む彼に奪われた。
「お逢いできて、嬉しいです」
「~~~!!」
さ
さ
爽やか……!!
そしてかっこいい!!
かっこよすぎる!!///
待って待って何この人!!
芸能人!?
「あ、あの、私、綾……」
「あや?」
「い、いえ、綾瀬、さ、さつき、……っ」
敬語を使って、丁寧に会釈までしてくれて
そんなS級イケメンを前にして、ろれつが回らない。
さっきの春風を放ったのはこの人だ。
全身から清涼感が溢れ出ている。
ボーダー柄のシンプルなカットソー。
アンクル丈のイージーパンツ。
……ホワイト×ブルー×ボーダーの、王道マリンコーデ……
~~こ、こんなに超絶似合う人がいるなんて……!!