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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第3章 ♥ご機嫌カレシ
ひゃぁ~~素敵!!
笑顔がかっこいい!!
こんな爽やかなイケメンがパパだなんて!!
「もうすぐじゃないですか~~おめでとうございます!!」
「ありがとう」
「性別はどちら!?」
「男の子みたい」
初対面なのに、幸せそうな彼を見て自分のことのように嬉しくなる。
いいなぁ~
こんなイケメンがパパだったら絶対グレたりしないよねぇ~
我儘だった私は、小学生の時に既にプチ反抗期だったなぁ。
その度に家出する!って叫んで、莉央のうちに駆け込んだっけ。
「綾瀬さん、こっち」
懐かしい幼少の記憶に浸っていると、立花さんが私を呼んだ。
翔ちゃんはシャンパンを持ったままどこかへ消えたらしい。
「まずは “ 彼女 ” から紹介するけど」
「………!」
「びっくりしないでね」
そう言ってなぜか笑う立花さんが、私の背中に手を回してもう一歩前に出て
ソファ席に向かい合って座る、2人組の奥の人物に声を掛けた。
「アンジー、連れてきたよ」
………
……ん?