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rena's world story☆h.a.s.r.r.y
第3章 ♥ご機嫌カレシ

「今は社長職をしてるといっても過言じゃないけど。
惜しいわネ、沙月」

「……?」

「アタシの原点はマネージャーよ」


彼女がそう言ったと同時に、グラスを持ったまま翔ちゃんと立花さんが立ち上がった。

……マネージャー?



「莉央にとっての遼であるように。
アタシにも、共に走り続ける戦友がいる」

「………!」

「カリスマオーラがあるのは、アタシの相棒の方ネ」



……その役職名を聞いて、私の頭にパッと思い浮かんだのは

チームの庶務・会計などの世話をする、スポーツ関係の方だった。


だけど、その単語には別の意味もあって

管理人や支配人、企業での管理職もそうなんだけど……



「沙月。
あんたが莉央の彼女で良かった」

「………!!」

「ここであいつを紹介することに、なんの躊躇いもないワ」



……ソファ席の1番奥には、レースのカーテンがひかれていて

翔ちゃんと立花さんが、その仕切りをふわっと捲った。



……そこには……




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