この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
rena's world story★a.n.r.r.y
第2章 招待状と秋の風

招待状をラックに置いて、ぎゅっとTシャツの裾を掴んで

口をへの字に曲げた美和が、俺を上目遣いで睨みつけてきた。


「………」


……その小動物みたいな目、やめろ。

潤んだ丸い瞳が、俺の心臓をザクザクぶッ刺してくる。


「結婚式が、10月とは聞いてなかったもん」

「そーいや日にちは言ってねぇな」

「もう3週間後じゃない。ヒメのバカ」

「……!」

「バカ」

「………」


蓮ごときで、なんで俺は2回も馬鹿と言われにゃいけねぇの?

お前がきっとこうなるって事が予測出来ていたから、言うタイミングを見計らっていたんだろーが!
こっちだって気ぃ遣ってたっつーの!

……って

気付いたらあと3週間しかねぇのか。


「……あいつのタキシード姿、ちゃんと写真撮ってきてやるよ」

「………」

「そんで大好きな蓮くんを、この棚に飾ればいい…」

「ヒカルちゃんは、行くのかな」

「……あ?」

「この前本社に来た時、何も言ってなかったけど」


/534ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ