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rena's world story★a.n.r.r.y
第2章 招待状と秋の風

俺様の優しい気遣いなんて、端から聞いてねぇとでも言うように

頬張り過ぎのリスみてぇなツラをして、美和はますます頬を膨らませた。

~~あーもー面倒くせぇな!


「大学メンバーで、式に出席するのは野郎だけだ。
美和が知ってんのは、ユーリと夏輝と……あと誰かいたか?」

「………」

「一般的に、新郎側の女の友人は披露宴に出れねぇだろ…」

「そんなの知ってるもん。常識でしょ」


~~じゃあ何で聞いたんだよボケが!という言葉を飲み込んで

俺は美和に聞こえるように溜息をついた。


「ヒカルは、二次会に行ってやるって自ら豪語してたぜ」

「じゃあ、アンナもきっと二次会から参加なんだね。
この前赤ちゃん見に行った時、何も言ってなかったけど」

「………!」

「きっと陽菜ちゃんも行くよね。
ユーリ君の彼女さんも呼ばれたかな、呼ばれたよね」

「………」

「この前一緒にゴハン食べた時、何も言ってなかったけど」


…… “ 何も言ってなかった ” だけを強調した美和は

最後は消えそうな声で、ボソリと呟いた。



「……誰も教えてくれなかった」


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